夏の開放鶏舎、工場暖房・体育館暖房、定量ポンプは株式会社ハイテム

  2002年6月号


完全夏場対策開放鶏舎

全国に先駆け完全夏場対策開放鶏舎を導入された
栃木県芳賀町岩渕産業様をご紹介します。



夏場対策に威力を発揮するクーリングパッド


クーリングパッドを使用しないときは壁、
モニタのカーテン制御による自然換気


鶏舎内状況
中間通路付6段3列90m


鶏舎遠景

岩渕社長さんのお話


現在の感想は・・・

鶏導入後、4ヶ月程たち産卵もピークを迎え順調であり、従来の開放鶏舎と比べても遜色が無い。鶏糞の状態は、導入初期は鶏舎内温度を低めに維持していたため、やや柔らかかったが、温度が上がって行くとともに今は乾燥状態もよくなり、満足している。
また、開放鶏舎で群飼ケージとなると心配であるのが尻つつきだが、つつきによる斃死も無い。
この鶏舎を作るにあたっては、ケージシステムや機械については東洋システムな任せておいたが、成鶏の群飼飼いは初めてであったため、成績やツツキという問題については心配であった。現時点では、杞憂に終わっているが、その理由として、ブレードによってケージ内に空気の流れが起きケージ内環境が良くストレスが少ないのではと感じている。
総合的に云って期待通りに稼動している。


開放成鶏舎計画にいたる経緯

以前、養鶏をしていた場所が宅地造成にかかり、昭和60年この芳賀町に移転して来た。従来型の低床開放、高床開放鶏舎で養鶏を営んで来たが、機械化も給餌機だけであったので非常に手がかかっていた。また、ここ数年の夏場の暑さによる鶏のダメージもあり、なにか良い鶏舎システムがないかと考えていた。但し、卵の販売面や良い卵を作っていくというこだわりから、開放で効率の良い鶏舎をと考えていた。


今回、ハイテムの夏場対策ブレードケージシステムを選定した理由

直段糞乾ブロワ−タイプのケージシステムを含めいくつかの鶏舎を見学したが、鶏糞の状態が悪く農場の鶏糞処理設備に対応出来ない恐れがあり選定出来なかった。
そうした中で、直段のケージシステムで鶏糞が乾いている農場が近くにあると知り見学をさせて貰った。その農場が今市にあるブレードケージシステムを導入していた岡養鶏場であった。実際に鶏糞を見たが乾いており状態も良くこれなら間違いがないと確信し決定した。
また、ここ数年、夏場の暑さにより鶏の産卵への影響も見逃す事が出来なくなってきた。それに対応するには、従来型の換気扇をぶら下げるとか、水を撒くなどの対処療法的な対応でなく完全な夏場対策が必要であろうと考えていた。これについても、ハイテムが最近のウィンドレス鶏舎の換気方式として採用している新トンネル換気方式を開放鶏舎に応用した夏場対策案が自分の考えと合い採用した。



レイヤー設備海外スタディツアーのお知らせ

毎年11月ドイツ、オランダで交互に開催されるヨーロッパ最大の養鶏、養豚機材展の見学を兼ね弊社ユーザー様及び近々弊社ユーザーになられる皆様方を対象としてレイヤー設備海外スタディツアーを予定しています。

○ 出発 11月12日(火)〜帰国19日(火)
    (注)本年の機材展(ユーロティア)はドイツハノーバーで12日〜15日開催

○ 訪問予定国  ドイツ、フランス

○ 画一的な20世紀から多様化の21世紀へ。
   クリーン、精密で競争力ある日本の養鶏農場作りの参考になるプランを検討中です。
   9月初めにご案内発送予定です。
     是非参加をご検討下さい。











7月号へ