養鶏・鶏舎の最新設備、工場暖房・体育館暖房、定量ポンプは株式会社ハイテム

  2003年2月号


最新設備で委託育成に取組む

権田ファーム(愛知県)


今月は一年前中間通路付6段の育成舎を導入された愛知県作手村の権田ファームさんをお訪ねしました。
報告者:技術グループ 常務取締役 今村芳敬


《設備概要》
ハイテムチックグロウケージ 6段4列64m(中間デッキ付)
換気方式:陽圧換気(クーリングパッド付)   暖房装置:床暖房
昨年(2002年)2月に完工。
委託で育成を行っている。
初回約9万羽の餌付けで40日令で3万羽中抜きし、120日まで6万羽を育成。
以降は約9万羽餌付けで40日までの育雛のみ行っており、現在4ロット目。
基本的な管理は権田浩揮さん一人で行っている。


《権田浩揮さんのお話》

現在の感想は・・・

初回導入から現在まで大きなトラブルも無く、使い勝手が良いので大変気に入っている。昨年4月のハイテムニュースに載った友人の愛知県高浜市の酒井正文さんがハイテムは非常に良いと言っていたが使ってみて本当に良いことを実感した。

特にディスクニップルによる水覚えが良いことで管理が楽である(白鶏は何もしない、赤鶏でも2日間ドリップカップに水をためれば問題ない)。

ほかにも餌についてはファームコンピュータの給餌量をにらんでホッパーフィーダーの量調整と給餌回数でコントロールしやすいこと、除糞についてはベルトの蛇行が少なく導入以来トラブルが無いことなど機械部分についても満足している。

空調については暖房状況も非常によいこと(上下のばらつきがほとんど無い)、暖房費がかからないことで助かっている(別に15000羽の育雛を行っているがそこでかかる暖房費の約半分、羽あたりでは1/12)。

換気も去年夏場は大雛時に暑くなったが、クーリングパッドのおかげで30℃以下に保てたのはよかった。 成績についてはまだ細かいところまでは把握していないが、お客さんの話で喜んでもらっているので安心している。

また、ファームコンピュータの導入で遠隔地でもノートパソコンと携帯電話で通信して状況を把握できるので、休暇で遊びに行っているときも安心していられます(先日も友人が遠隔操作しているのを見てびっくりしていました)。

鶏舎外観


クーリングパッド


鶏舎内部中間通路上


中間通路下


ステップトラフ


作業のしやすいスプリングアップドア


パーフェクトトラフシールド
タテ線がなく採餌がスムーズですばらしい若メスが育つ


停電時非常開放


給水ヘッドユニット
(フィルター、元圧安定弁、プロポーショナー)


中間通路上へのトリ移動用リフト




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