2003年10月号


九州地区最新設備見学・説明会開催

関東、関西に続き九月鹿児島県下で


直立ベルトケージが日本に導入されて今年で18年目に入りますが当社は独サルメット社と提携し17年前から同システムへの取組みを始めました。

同システムは、鶏糞の始末はよくなるものの破卵が多い、夏場ケージ内がムレやすい、コクシの発生がある等、ヨーロッパと日本の環境の違いからくる問題点がありました(ヨーロッパは洗卵しない、夏が涼しい)。

当社は、日本の養鶏現場のニーズに真正面から取組み、上記の問題点の解消の他、より取扱いやすく性能の高いシステムへの改善、開発にメーカー姿勢で取組んできました。


その成果を紹介するため本年は現地見学会の開催に力を入れ、本ニュース7、8月号でご紹介した関東、関西、中部での現地見学会に続き、9月には九州地区の農場見学会及び最新レイヤー設備説明会を同地区代理店の実松製作所との共催で鹿児島県高尾野養鶏農園で行いました。

見学会には鶏舎更新に関心のある生産者を中心に約50名が参加、破卵を徹底追放した直立ケージ用ニューエスカレーター、ランニングコスト削減を狙って開発された50インチ高効率ファン、万一に備える24ボルト直流系自動開放インレット・自動開放ドア、稼動中のファームコンピュータ、エッグフローコントロールシステム等最新設備の他、柱を亜鉛ドブ漬けし壁の外側に配置し鶏舎内部へ露出する部材を最小化し、天井をなくしたネズミに強くクリーニングのしやすいクリーンな最新鶏舎建築を見学しました。

見学会のあと最新設備機器の説明会を開き、当日見学した最新ウィンドレス鶏舎に加え、完全夏場対策付システム開放鶏舎、次世代糞乾システムハイテムセコノブ、破卵追跡システムクラックレスエッグ等の紹介を行いました。



今回完工した見学対象の新トンネル換気鶏舎
中間通路付 8段×4列、ウルトラフレックス給餌


鶏舎外観


外柱方式建物とダストチャンバー


ニューエスカレータ


非常時自動開放24V直流インレットドライブ


ランニングコストを節減する新開発ハイテム高効率ファン


シャッターは遠心力開放


花木理事と花木理事長(右)


現地見学会














説明会


高尾野養鶏農園の経営と設備使用の実体験を話す花木理事長








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