2003年12月号



独サルメット社出張報告



1987年独サルメット社と直立ケージの提携をして今年で16年目になります。
数年前から共同技術体制を強化し、破卵を追放したニューエスカレーター等、共同開発の実績を挙げています。

報告者:代表取締役 安田勝彦



 10月20日(月)から工場での生産、技術打合に3日間、農場でのフィールド検討に2日間、全体の打合1日計一週間のスケジュールで私の他、機械技術関係責任者の椿井常務、技術営業グループ安田部長3名のメンバーで出張しました。


《工場での生産、技術打合》

1.トヨタ式改善導入ミーティング
東洋システムはトヨタ協力工場の多い地域に本社、工場を有しています。
本年始めからトヨタ式改善の本格的勉強を始め、この手法をサルメットの主力工場イトリンゲン(ドイツ中南部)及び補完工場ベルゲ(ドイツ東北部)に導入する作業を7月から開始しました。
品質、性能のよい製品をより競争力ある価格で生産するため弊社の強い呼びかけで始った運動です。
7月に続き今回は第2回目のミーティングで効率アップの実績が一部出始めていました。


イトリンゲン工場正門及びオフィス棟
オフィス棟に隣接して工場(白色建物)が拡がっている


ケージ製造自動化ラインの一部
無人化が進んでいる


シート加工部門の一部
無人タレットマシン


高品質、コスト低減の一翼を担う金型部門


設計部門の一部


組立工程改善研究


亜鉛ドブ漬け品質改善研究


イトリンゲン工場改善委員会


日独共同歓迎サインボード


ベルゲ工場に於けるプレス加工改善研究


トヨタ改善方式の説明をする報告者


ベルゲ工場改善委員会

2.製品改善、開発ミーティング
設計図面を含むインターネットを利用した日常交信を踏まえ直立ケージシステムに関するきめ細い改善、今後の開発製品について徹底した検討を行いました。


活発な議論から黒板がだんだん白くなって行きました


《農場でのフィールド検討》

今回は機器の水洗いとの関連をフィールドで研究しました。


12年経過した育成舎内部



ディルシュタット育成農場で
右から椿井常務、報告者、サルメット社フランクチメラー、
チーフエンジニア バイゲル及び安田部長


  日本の養鶏農場のニーズを真正面から取組み日本のメーカーとしてサルメット社と
生産、技術面の研究、開発に地道な取組みを続けます。
大和×ドイツ魂にご期待下さい!



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