![]() システム開放鶏舎で生協と取組む
越川エッグファーム(千葉県)
![]() 越 川 恭 成 代表 昨年6月20日に最新レイヤー設備見学会の見学先となった越川エッグファーム様のその後をお訪ねしました。
報告者:技術営業グループ 東日本担当 取締役部長 小泉 均
<< 設備概要 >> タイプ:夏場対策付開放システム鶏舎 ケージシステム:ハイテムブレードケージシステム ケージ列:6段4列 74m長 1棟、59.5m、2棟 収容羽数:76,000羽 << 越川恭成さんのお話 >> 最初のロットは稼動して1年弱経過し、5月には鶏をアウトし6月に導入予定としている。 夏、冬ともに経験をしたが、鶏舎内の環境変化の差が少なく非常に扱いやすい鶏舎と感じている。 また、以前の人数で倍の羽数の管理が出来ており、生産コストの削減に大きく寄与していると思う。 電気代は、鶏舎2棟、攪拌型発酵舎 1棟、集卵舎 1棟の農場設備合計で8月が¥450,000その前後の月は¥380,000、冬場は12月が¥250,000となっている。夏場対策付鶏舎のため換気扇がついており、鶏糞発酵機の電気代が入っているので単純計算は出来ないが抑えられていると感じている。 機器についても、定期的な清掃、給油などのメンテナンスをしているので大きな問題もなく過ぎている。メンテナンスは、計画をたてれば農場作業の中で十分に行っていけると考えている。 今年は年明けよりの異常卵価、インフルエンザと衝撃を受けたが、卵については生協との取り組みがメイン、生協側の厳しい要求に対して、工夫や努力をした上での取引となっている。 インフルエンザについては、農場の衛生対策として消毒等はもちろんであるが、野鳥対策がしっかり出来る鶏舎であったため非常に助かっている。カーテン部分の防鳥アミ、夏場の換気が確実に出来るように鶏舎建築部分の密閉度を高めることによって、鳥が入り込める隙間がなくなり徹底した野鳥対策が出来ると改めて感じた。 これからも厳しい環境が続くと思われるが、この設備更新をひとつの転換点と考え、勝ち残れる養鶏経営に取り組んで行きたいと考えている。 |
農場外観 ![]() ![]() (この写真を含む次の2枚の写真は昨年6月撮影) ![]() 鶏舎後部 ![]() ダストチャンバー ![]() 自然観を出すためガラス戸を採用 鶏舎内部 ![]() ![]() 4月号へ |