養鶏用ハイテムベルトケージ、工場暖房・体育館暖房、定量ポンプは株式会社ハイテム

  2004年4月号


ハイテムベルトケージシステムを15年以上使用して

ウエダ養鶏(兵庫県)



上田代表と国英さん


報告者:技術営業グループ 西日本担当  井上 富次

JR姫路駅から北東へ直線距離で7kmほどの姫路市飾東町に農場があるウエダ養鶏様をご紹介します。

同養鶏場では、1988年(昭和63年)8月に関西・中四国地区初のハイテムベルトケージシステムの成鶏舎を建設して、以後毎年1棟のペースで増設し、合計4棟約12万羽の養鶏場になりました。

育成設備はなく全量大雛導入で、若メスは新宮ファーム様から購入しています。一般に大雛導入の場合は成績が今一つと言われますが、ウエダ養鶏様では建設当初からマニュアルを上回る良い成績を出しており、15年以上経過した現在でもかなりの成績を出されています(添付成績データを参照下さい)。


農場概要:

経営者の上田勝昭氏は専門学校卒業後、雛鑑別士の資格を取得し、鑑別業から養鶏業界に入り、その後バブコック種の育成業から鶏卵の配送業を経て1983年(昭和58年)現農場を取得して採卵養鶏家となる。当時は低床開放十棟程で、約28,000羽収容規模の農場であった。

前述の通り、15年程前からハイテム6段糞乾ベルトケージを導入した成鶏舎4棟を建設し、鶏糞は切返し鶏糞堆積槽で水分調整の上、火力乾燥装置で処理している。

鶏卵は藤橋商店グループ・村上ポートリーのGPを中心に原卵出荷しており、一部はダイエー関係のPB卵「元気鶏の玉子」としてスーパーやコンビニに出荷している。


上田代表談:

  1. 15年前に全財産を賭けて新鶏舎建設に臨んだが、結果としてハイテムケージシステムを採用して良かったと考えている。大雛購入と原卵出荷というハンデイの中、これまで厳しい養鶏業界を生き残れてきたのは、藤橋商店・丸紅飼料グループの協力と、ハイテムケージの電気代等ランニングコストの優位性と優れた耐久性によるものと考えている。

  2. これまで1号棟と2号棟の餌トイ(給餌機はホッパーフィーダー)を交換したほかは建設当初のもので、1号棟でも今後10年間は使用出来ると考えている。

  3. 建設資金返済完了の鶏舎から順次バージョンアップを計画しており、1号棟と2号棟については、集卵機をニューエスカレーターに交換した。今後は除糞機のバージョンアップを予定している(シングルスクレーパーとノンスリップゴム製加圧ローラーに変更する等)。

  4. 長年採卵養鶏関係の仕事に従事して、特にウインドレス鶏舎の飼育管理に関してはプロとしての自負を持っているが、鶏卵の品質・安全面や価格面で更に厳しい要求を強いられる中、後継者である息子も育ちはじめ、今後とも常に進化し続けるハイテムと共に、都市型家族養鶏経営を進めて行きたいと考えている。

    以上


最近の成績例 その1、その2

Excelファイル(54.5KB)


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