![]() 付加価値の高いブランド卵生産が強み
有限会社青山様 (三重県)
![]() 青山社長様(左) 田中聡様(右)
報告者:技術営業グループ中部地区担当 安田幸太郎
三重県鈴鹿市、東名阪自動車道鈴鹿IC近くで養鶏を営まれている有限会社青山様をご紹介致します。 << 設備概要 >> 完工 2000年3月から2003年12月まで順次 成鶏舎8棟、育成舎1棟 成鶏農場(本場)約20万羽 成鶏舎 ケージタイプ:ハイテムケージシステム チェーンフィーダー 6段3列47m他 換気方法:クーリングパッド+トンネル換気 育成舎 ケージタイプ:ハイテムグロウケージシステム チェーンフィーダー 6段3列38m 換気方法:ライトトラップ+トンネル換気 糞乾パイプ:なし << ご担当 田中聡様のお話 >> 夏場対策について 「当農場では、ブランド卵を各種生産している。ブランドに恥じない最高品質の卵を生産するため、飼養管理、中でも良好な鶏の健康状態・舎内環境維持に特に力を入れている。」 「この夏は当地区でも大変な猛暑となったが、全鶏舎クーリングパッドを備えており食下量の低下は真冬時と比べても 5%程度に抑えられた。その結果、安定した品質・卵重の製品を出荷でき、ブランド卵生産の責任を果たすことができた。」 鶏糞処理について 「鈴鹿市は著名な植木とお茶の産地で、鶏糞年間総量のおよそ半分は天日乾燥等により畑地還元している。」 糞乾エアパイプのないクリーンシリーズ導入について 「平成15年に完工した2室については、糞乾エアパイプがなくケージ内がすっきりより衛生的となるクリーンシリーズを採用した。次期計画で導入する予定の舎外糞乾システム『セコノブ』と組み合わせるためエアパイプが不要。これまで夏を2回経験したがトンネル換気を採用しているおかげで、糞乾エアパイプがなくても処理に困ることはなかった。」 「次回導入予定のセコノブはベルトケージから排出された生糞を24時間で水分20%まで乾燥できるシステムで、鶏糞処理方法の幅が広がるので今から期待している。」 「ケージ内にエアパイプがないため、フィルター掃除やエアパイプ目詰まり清掃等の手間が不要で、クリーンシリーズについては大変満足している。」 換気について 「トンネル換気と一口にいうが、農場ごとに異なった考え方があると思う。ハイテムの場合、推奨する基本設定に農場の経験・ノウハウを加味した換気設計が可能であり、より自分のイメージに近く使い勝手の良い換気システムができた。」 「設備は1度選定したら長期間使うものなので、ハイテムには換気システムを含めてユーザーの声をきめ細かに取り入れ、より優れたシステムを生み出すことを期待したい。」 |
![]() 成鶏舎外観 11月号へ |